リンデマンスホーフでのワークショップとコンサート2013

2013年3月にリンデマンスホーフでのワークショップとコンサートに参加した、大野萌菜さん(ピアノ)の日記。

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3/25 (月)ます mitザーネ(in西洋わさび、リンゴ)、ズッキーニのグラタン?
*リンデマンスホーフ着。ピアノがBoston(desighed by Steinway!)
*リンマー先生レッスン。

シュピールホフご夫妻にお会いした。とても柔らかくておおらかな雰囲気を持った夫婦だった。訪問者私たち全員をあたたかく包み込んでくれるような人たち。遠まきにじっと見守って気遣ってくれているのが伝わって、とてもうれしく、安心し、あたたかい気持ちになった。
リンマー先生のレッスン。レッスンの時はアドバイスに対して反応することに一生懸命になってしまった。でも、今までしっくり来ていなかったところがすとんと腑におちるような提案をいただいて、あとの練習で復習したら、今まで全く意識のなかった筋肉が疲れて、いかに意識しているつもりだけだったかに気づいた。
タッチのアクションを本当に必要なだけの動きですること、良く聞いてペダリングを変えること、フレージング。
今まで音を思い描いて、それを弾くという意識はしてきたが、思い描いて音を出す過程の準備の仕方を考えなくてはいけないということに気づいた。
なぜそのフレージングか?なぜそのダイナミクスか?疑問を持っていろいろな方向から曲を見ることが大切。
もっと自分の音楽を持ちたい。



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3/26 (火) カレークスクス(パイナップルも!)mit シュリンプ
*午前 ツィンマーマンさんの家でPractice
*ディヴェルティメント リハーサル mit ハンナ
*4重奏のレッスンきく。

ツィンマーマンさんの家での練習。
ピアノがFrmlerというところのものだった。
ドイツではいろんなピアノに出会う!
楽器自体が珍しいだけでなく、音にも個性がはっきりある。
シュピールホフ家のBostonは、リアクトが早くて、きちんと準備しないと、思いがけない音が出てしまう。そのかわり、良い響きとそうでない響きの差がよくわかる。ある意味怖い。
でも、昨日リンマー先生のレッスンで教えてもらったプレアクションをきちんとすれば、コントロールすることが出来る。
ツィンマーマンさんのお宅のは、アップライトで、鳴らない音があったりするけど、あたたかく、はつらつとした響き。欲しい音を探すのが楽しい。
ディヴェルティメント。
ハンナ先生はとてもおおらかで豊かに、でもチャーミングに幸せがあふれる感じでチェロを弾かれる。でもその大きなエネルギーにのまれてしまって、満足に反応できなかった。3人で呼吸を共にして充実した時間を作れるようにあと少しだけどよく考えて感じよう。
午後カルテットの聴講。
4人が一つの音に向かって響きを探している様が身に染みて、泣きそうになった。
音楽は、時間、音という目に見えないものからできていて、でも、それを探して探してつかもうとする。音楽は神様みたいだ。

3/27(水) セロリとサーモンのクリームパスタ、アプリコーゼクーヘン
*午前 ディヴェルティ
*リンマー先生のレッスン 1hour
*午後 散歩、練習

午前のディヴェルティメント。
長谷まゆちゃんがすごーく良くなっていた。昨日の夜やリハーサルの前からとても集中しているのを感じて、私もそれに反応したい、まゆちゃんを助けたい、と強く思っていたのに、全然できなくて、不甲斐なくて情けなかった。ハンナ先生とまゆちゃんが素晴らしく魅力的なサインをくれているのにそれを私が壊してしまっていた。
リンマー先生がベートーヴェンの最後を見てくださると言ってくれた。お忙しいのに時間を割いてくださってとてもうれしかった。そして私の問題を見抜いてくださって、一つ一つをていねいに教えてくださった。
今師事している先生以外の先生に教えてもらって、先生としてあのようにフィーリングがあったのが初めてだったので、とてもとてもうれしかった。指先の動きをもっとアクティブに、リンマー先生のように、びんかんに音楽を感じたい。
午後ディヴェルティメント1楽章。
まゆちゃんや先生はやりやすくなったと言ってくれていただけれど、全然聴けていないし応えられていない。
だから、リハーサルしたいところも自分のことしか言えなくなっている。
もっともっと欲しい音をつかみたいと願おう。
もっと聴ける!!!!


3/28(木) パーティー
*午前 リハ
*午後 本番!!

まゆちゃんを助けたいと思ってやったけど、うまく助けられなかった。なんとなくかみ合わない。特に三楽章。聴きながら相手を意識しながらになると出来ないのは、自分でコントロールが出来ていない証拠。いかに一人でやっているとき、神経をつかっていないか。
本番。
1楽章。上手くいかないところもあったけど、3人がどうにかして一つになろうとしているかんじだった。怖かったけど、でも楽しかった。
2楽章。音楽が少し流れなくなってしまっていたと思う。もっとタンタンタンタンのところ良いパスをだしたかった。もっと特別な音をだしたかった。
3楽章。楽しかったけど、申し訳ない気持ちでいっぱい。練習で感じたことがなおせていない。でも、私がボロボロになったとき、みんなが助けようとしてくれているのがすごくすごく伝わってきて、ありがたくて、情けなくて、申し訳なくて、もっと応えられるようになりたい、必ずならなくちゃいけないと思った。
かさいさんたちのカルテット。特別な瞬間がいっぱいあった。聴いていても見ていても楽しさが伝わってきた。
終わった後、1人のおじさんが私のところにきて、「君の演奏すごく良かったよ」みたいなことを言ってくれた。うれしかったけど、もっともっと良い音楽ができるようにならなくちゃいけない。あんなみんなに迷惑をかけまくった演奏で、そしてたくさん助けてもらった演奏でほめてもらってちゃいけない。

3/29(金) ボロネーズソースとジャガイモのかさねやき、サラダ、ザワークラウト
*バッハ!!

バッハを聴きに協会へ。
“柔らかい響き”とまゆちゃんが言っていて、自分はどう言葉にしたらよいかわからなかったので、それだ!と思った。まゆちゃんは、感じたことを素直にうけとめて、計用することができる。本当に自然体でうけとめて感動する。
でも、今私は素直にその響きや空気をうけいれられていない気がする。

3/30(土)ヤギチーズとインゲンとトマトのにこみ、ザワークラウト、ポテト
*ハノーファー音大 オークデン先生のレッスン
*観光

オークデン先生のレッスン。
オークデン先生は大きくてびっくりした。
心構えをしていたけどいきなりお会いしてしまったのであぁっというかんじだった。
レッスン室もカラフルでびっくり。ろうかもピンクとむらさきばっかり。学生さんのきている服もピンクとむらさきの人が!!
すごく基本的なことを言っていただけなければいけない状態だったので、反省反省反省。
でも力ずくで教えないで、とてもていねいに教えてくださる先生だった。他の楽器、曲からインスピレーションをうけとることも大切。
今日になっていろんなことを素直に受け入れられるように少しなってきた気がする。
すべてにリスペクトをもって生きよう。
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