第8回ドイツカンマーゾリステン講習会の講師たちからのメッセージ

笠井友紀/ヴァイオリン
c0138836_2126411.jpg

笠井友紀先生(ヴァイオリン)からのメッセージ
 私たちは日頃ヨーロッパおよび日本それぞれの地で活動していますが、この講習会のために故郷である日本で再会し、多くの皆様と数々の素敵な作品を共に勉強し演奏できることを嬉しく思います。室内楽というものは人と人とのつながりを強めてくれます。講習会といっても、ただ生徒が先生の指示通りに演奏すると言うより、私が目標としたいのは音楽そして演奏を通じて皆で音楽的な対話をし合うことです。


ダミアン・ヴェントゥーラ/チェロ
c0138836_21511249.jpg

ダミアン・ヴェントゥーラ先生(チェロ)からのメッセージ
Für mich die Technik Cello zu spielen ist der Art zu finden die genau richtig weg etwas musikalisches zu machen. Das Besten Technik ist no Technik so zu sagen weil man ist so flexible, man kann alles machen.
ソロについて
 私にとって、チェロを弾くテクニックとは、音楽をするための道を見つけることです。まったくテクニックにとらわれることなく、それを使って自由自在に弾けるようになったときに初めて、テクニックが完成したと言えるでしょう。
Kammermusik ist der Art von zusammen zu denken. Ich liebe Kammermusik zu spielen weil man immer tiefer trainieren unsere Hore besser zu hören. Wenn ich Kammermusik mache, versuche ich immer die Balance zu finden zwischen was ich machen möchte und was der Gruppe machen will. Und noch wichtiger ist, was ist am besten für die Musik zu machen. Das ist ein lang und kompliziert Prozess wo man immer lernen kann die Sachen besser zu machen. Eine Quelle für das Leben! Ich freue mich auf unsere zusammenarbeit!
室内楽について
 室内楽とは、みんなで一緒に考え、ひとつの音楽を創造することです。
室内楽を演奏することは、私にとって大きな喜びです。なぜなら、他の人の音楽に耳を澄まして、常に音楽を深めていくことができるからです。私が室内楽をするときに常に気を付けていることがらは、自分とグループがやりたいことのバランスですが、それよりももっと大切なことは、自分や一緒に弾く人の要求だけではなく、『その音楽』が何を求めているかを知ることです。そのために何をしたらいいのか、それを学んだり考えることは時間も労力も必要なことですが、それが私の人生のパワーの源になっています。皆さんと一緒に勉強出来ることを、とても楽しみにしています!


佐野槇子/ヴァイオリン・テクニカルコース
c0138836_21331195.jpg

佐野槇子先生(ヴァイオリン/テクニカルコース)からのメッセージ
 「曲を練習するのはすごく楽しいのに、何で音階はつまらないんだろう、意味あるのかな。」
 「何十回も繰り返して練習してるのに、どうしても弾けない。」
 「明るい音色で!って言われたけど、結局何をどうしたら、そういう音色がでるのかわからない。」
など、思ったことはありませんか? 基礎練習、テクニック練習は、スポーツ前の準備運動ではなくて、自分の音楽を表現する道具を増やすことだと、私は思っています。様々な音色を、自分の想像の音色を出すためには、自分の体をよく知って操らなければいけません。一人ひとり異なった体を持っているのだから、操り方も一人ひとり違うし、自分で考えなければなりません。ただ、考えるといっても、何からどうしていいのかわからない人が多いのではないかと思います。私は、そのお手伝いをして、皆さんに少しでも気持ちよく自分の音楽ができるようになってほしいと思っています。


ボリス・クスネゾフ/ピアノ
c0138836_2140556.jpg

ボリス・クスネゾフ先生(ピアノ)からのメッセージ
Kammermusik war und ist für mich eine besonders inspirierende Musikgattung. Ganz spielerisch bekommt man im ständigen Austausch mit den Partnern neue Impulse und entwickelt sich auf diese Weise künstlerisch immens weiter. Diese Freude und Neugierde für die Musik möchte ich auch als Pädagoge weitergeben. Ziel sollte es sein, in jedem Satz, in jeder Phrase und jedem Motiv einen musikalischen Sinn zu entdecken und zu fühlen. Um einen Ausdruck zu transportieren, bedarf es natürlich auch vieler technischer Mittel, die ich gerne weitergeben möchte. Häufig haben Schüler eine richtige Empfindung, können Sie jedoch auf Grund technischer Mängel nicht hörbar machen. Daran soll detailliert gearbeitet werden. Allerdings sollte Technik meiner Meinung immer "nur" als notwendiges Werkzeug angesehen werden, um eine musikalische Idee zu transportieren.
 室内楽とは、私にとって 特別なインスピレーションが存在する音楽の分野です。共演者との音の交流が新しい音楽的衝動の基となり、それがあなたを芸術的な大きな成長に導いてくれます。私は、この喜びと音楽への好奇心を 皆さんに体験していただくお手伝いができる指導者でありたいと思っています。どの楽章にも、どのフレーズにも、どのモチーフにも、音楽的な意味を見つけ、そしてそれを感じることができる、これが目標です。
 ソロ、室内楽に関わらず、皆さんが何かを表現しようとすれば、そこにはたくさんのテクニック的な手段が必要です。もちろん、それについても最良の方法を、皆さんに伝授したいと思います。
 多くの場合、生徒の皆さんは音楽を正しい方向で感じています。ただ、それを表現するテクニックが足りないために、実際に音にすることができていないケースがとても多いと思います。テクニックの問題については、それだけを取り出してしっかりと細かく勉強する必要があります。が、決してそれに振り回されるのではなく、テクニックは常に自分の音楽的なアイデアを表現するための欠かせない、あくまでも『手段』として受け止めなければいけないと考えています。

[PR]
by d_kammersolisten | 2015-01-31 21:20 | 講習会情報