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この講習会は、ドイツで、ソリスト、室内楽奏者、オーケストラ首席奏者として活躍する演奏家たちによる講習会です。ソロレッスンでは、ヨーロッパの最新のテクニックをきめ細かく徹底的に学び、室内楽ではドイツから来日する講師たちと共演しながら音楽を学ぶことが出来る新しい形の講習会。優秀者には、ドイツでのワークショップと演奏会への参加資格が与えられます。
第一線で活躍する演奏家と過ごす二週間。ぜひご参加ください。


NEW!!ドイツで活躍する音楽家と共演して音楽を学ぶ
第8回ドイツカンマーゾリステン講習会2015 
Deutsche-japanisch Kammersolisten Sommerkurs 2015

—室内楽は音楽の基本です。
 室内楽は、各作曲家の音楽を知るための、最も有効な方法です。各楽器のソロのレッスンだけではなく、実際に他の音楽家とともに音楽を共有することで、音楽の本質に触れることが出来ます。演奏者同士、音楽を通じて対話が生まれるという、音楽家にとって最も大切なことを学んでいただくという点が、この室内楽レッスンの目的です。

—ヨーロッパの教育方法を体験してみましょう。
 ヨーロッパの音楽を志す子供たちや青少年は、子供の頃から、ソロの勉強に加えて室内楽の重要さを強く認識し、熱心に取り組んでいます。この講習会を受けることで、日本で音楽を目指すみなさまが、日本に居ながらにして生のヨーロッパの音楽教育を体験することができるでしょう。

—室内楽とソロの関係
 「ソロだけでも大変なのに、なぜ室内楽を?」 コンクールや受験に向けて手一杯なときに、あえて室内楽にも時間を割くことはなぜ必要なのでしょうか?室内楽を演奏することは、音色などの表現力のツールを増やすための一番の近道です。ほかの奏者や楽器から刺激を受けて、自分が想像する以外にも様々な表現方法があることを知れば、それに応えるために足りないツール(テクニック)を増やそうとするでしょう。それが、テクニックのレベルアップのための具体的な方法の一つになります。自分の個性に新しい色を加えることは、室内楽、ソロに関わらず、その演奏が「唯一無二」に確実に近づき、それを実現するために常に必要なことがらです。

—日本とドイツで講習会の成果を発表することができます。
 それぞれのクラスから選ばれた方は、期間中に行われる「 修了コンサート(ソロ)」と「講師と受講生による室内楽ジョイントコンサート」に出演、講習会で習得した成果を披露することが出来ます。また、「講師と受講生による室内楽ジョイントコンサート」に出演された方の中から最も優秀な方には、リンデマンスホーフ・プライズが与えられ、2016年3月にドイツ・ハノーファーで行われる室内楽ワークショップとコンサートに参加する資格が与えられます。

−ヴァイオリン・テクニカルコースについて。
 ヴァイオリンには、「テクニカルコース」を設けています。スケールとエチュードなどの基礎練習はどうしても後廻しにされがちですが、効率よく「短い時間で最大の効果を上げる」練習方法を、この機会に学んでください。5年後、10年後に確実に差をつける練習を、今から始めましょう。

笠井友紀(ヴァイオリン/ドイツ・カンマーアカデミー・ポツダム コンサートマスター)
佐野槇子(ヴァイオリン・テクニカルコース/ドイツ・ダルムシュタット交響楽団コンサートマスター)
吉田馨(ヴァイオリン・ヴィオラ/ドイツ・オスナブリュック交響楽団首席奏者)
ダミアン・ヴェントゥーラ(チェロ/ドイツ・ハンスアイスラー音楽大学、ヴェルサイユ地方音楽院講師)
飛田勇治(コントラバス/広島交響楽団コントラバス奏者、元ドイツ・南ヴェストファーレンフィルハーモニー第二首席奏者)
ボリス・クスネゾフ(ピアノ/ソリスト)

開催期日:2015年7月30日(木)~2015年8月12日(水)
     チェロクラスは8月1日(土)、ヴァイオリンテクニカルコースは8月6日(木)開講
開催場所:名古屋青少年文化センター[アートピア]名古屋市中区栄3−18−1Tel.052−265−2088
     名古屋電気文化会館ザ・コンサートホール 名古屋市中区栄2−2−5 Tel.052−204−1133   
主催:ドイツカンマーゾリステン http://dsolisten.exblog.jp
協力:名古屋電気文化会館
申込期限:2015年6月30日(火)(必着/郵便でも可能ですが、出来るだけメールでお申し込みください。d_kammersolisten@yahoo.co.jp)


また、ご質問などがある方は、d_kammersolisten@yahoo.co.jp までお気軽にメールにてお問い合わせください。

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by d_kammersolisten | 2014-12-16 11:08 | 講習会情報

<お詫びと訂正>
募集要項の室内楽受講課題曲の中に誤りがありました。
正しくは、
シューマン ピアノ四重奏曲 変ホ長調 作品47
です。


2015年度の室内楽曲は以下のとおりです。
ドイツの第一線で活躍中の先生たちと演奏することで、より近く、より深く、より早く音楽を学ぶことができます。
Musizieren wir zusammen! さあ、いっしょに音楽を奏でましょう!

*K.シュターミッツ ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 作品10 ドブリンガ—版
*J.M.ルクレール 二台のヴァイオリンのためのソナタ 第5番 ハインリッヒスホーフェン版
*M.クレメンティ ピアノ三重奏曲 作品35 第2番 (メールにてお問い合わせください)
*L.v.ベートーベン ピアノ四重奏曲 ニ長調 WoO36-2 ヘンレ版
*J.ハイドン ピアノ三重奏曲 ト長調 Hob.XV:5
**W.A.モーツァルト ピアノ三重奏曲 ト長調 KV496 ヘンレ版
**L.v.ベートーベン ピアノ三重奏曲 変ロ長調 作品11 ヘンレ版
**W.A.モーツァルト ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 KV478 ベーレンライター版
**J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ヘ短調 作品20ー5 Hob.III:35 ヘンレ版
***W.A.モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 第1番 ト長調KV423 ベーレンライター版
***L.v.ベートーベン 弦楽三重奏曲 第4番 ハ短調 作品9−3 ヘンレ版
***J.ブラームス ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調 作品87 ヘンレ版
***J.ブラームス ピアノ四重奏曲第3番 ハ短調 作品60 ヘンレ版
***R.シューマン ピアノ四重奏曲 変ホ長調 作品47 ヘンレ版
***R.シュトラウス ピアノ四重奏曲 ハ短調 作品13 ユニヴァーサル版
***F.シューベルト ピアノ五重奏曲「鱒」イ長調 D-667 ベーレンライター版
***E.v.ドホナーニ ピアノ五重奏曲 ハ短調 作品1 ドブリンガー版
***A.ドヴォルザーク ピアノ五重奏曲 イ長調 作品81 ベーレンライター版

*初級者向け
**中級者向け
***上級者向け

ご自分でアンサンブルを組んで参加希望をされる方は、別枠となります。メールにてお問い合わせください。d_kammersolisten@yahoo.co.jp

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by d_kammersolisten | 2014-12-16 11:07
感じたことのない刺激を沢山受けました(東京芸大生/チェロ)
 私は今回の講習会で、二つの大切なことを学びました。一つは、基礎が大切ということです。レッスンでは、音を出す以前の動きや、呼吸の仕方など、1つ1つの動きをヴェントゥーラ先生に本当に細かく教えていただきました。ソロのレッスンは2回でしたが、息つく間のないほど、中身の濃いレッスンでした。二つ目は、積極性の大切さです。室内楽のレッスンでは、先生方の積極的な音楽づくりを身近に感じながら、一方で、自分の消極的な姿勢を痛感させられました。でも、先生方と一緒に室内楽をすることで、感じたことのない刺激をたくさん受けました。また、ほかの受講生のレッスンを聴講して学ぶこともたくさんあり、本当に中身の濃い10日間を過ごすことができました。


様々な視点から考える力がつきました (愛知県立芸大生/ヴァイオリン)
 私はドイツカンマーゾリステン講習会に参加するまでは、音の表現をするのにはまず技術からだと思っていました。しかし素晴らしい先生がたにレッスンして頂いてその考えががらっと変わりました。特にその意識が芽生えたのは室内楽・ソロのレッスンです。最初に演奏し終わった後、音ひとつひとつに対するイメージは?と問いかけをしてくださったおかげで、様々な視点から考える力がついたと思います。テクニカルコースでも短時間でいかに効率よく練習するかということを教えていただき、レッスンに演奏会そしてJust for fun!のパーティーも含め、音楽することの楽しさと奥深さを改めて実感できました。この講習会で得たことは非常に大きいです。今後も頑張ります!

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by d_kammersolisten | 2014-12-07 11:05 | 受講生の声
3月31日から4月6日にかけて、ドイツ・ハノーファーでのリンデマンスホーフにおけるワークショップを開催致しました。

このワークショップには、昨年2014年度に行われた第7回ドイツカンマーゾリステン講習会の参加者から選ばれた二人の学生が参加しました。5日間に渡るソロレッスンと講師たちとの室内楽セッション、最後にはコンサートで演奏する機会を与えられた生徒たちは、ドイツの地でクラシック音楽を学ぶことを通してほんものの音楽を追求するだけではなく、自分が音楽家としてどうありたいか、という自己を見つめ直す良い機会を持てたことと思います。

プログラム:
W.A.モーツァルト/ピアノソナタ       
碇大知

L.v.ベートーベン/ピアノ三重奏曲 ハ短調 
長谷眞結/ダミアン・ヴェントゥーラ/碇大知 
 
J.ブラームス/ピアノ四重奏曲 第1番
笠井友紀/吉田馨/ダミアン・ヴェントゥーラ/碇大知

講師:
笠井友紀(ヴァイオリン)
吉田馨(ヴィオラ)
ダミアン・ヴェントゥーラ(チェロ)
ボリス・クスネゾフ(ピアノ)

受講生:
長谷眞結(ヴァイオリン)
碇大知(ピアノ)

以下は、参加された長谷眞結さんと碇大知くんの日記です。

長谷眞結さんの日記
3/31
明日から講習会。意気込んでハノーファーの中央駅についたら、そこからシュピールホフさんの御宅のビッセンドルフ駅まで電車が止まってしまっていた。今日はすごい風だったので線路に木が倒れてしまったらしい。結局バルさんが迎えにきて下さり、素敵な素敵なシュピールホフさん宅に到着。
先に到着していた碇君と吉田先生にお会いし、その後陽気なダミアン先生が登場し、夜は吉田先生お手製のチキンの照り焼きと、お野菜、抹茶ティラミスをみんなで頂いた。とても美味しかった。先生のお料理はいつも本当に美味しい。これから数日間ご馳走だと想像して幸せな気持ちになった。夕食の後電車が遅れて大変だった坪井くんも到着した。明日からどんな講習になるんだろう。正直怖い。頑張ろう。

4/1
午前中ダミアン先生のレッスンを聴講。ポジション移動、左と右のコンビネーション、イヴィブラートの種類と応用、書ききれない程勉強になった。音楽的なことと技術の論理的なことが繋がる素晴らしいレッスンだった。
そうして、ボリス先生と、笠井先生が、到着し、お昼はドライカレーをみんなで食べた。四人そろった先生方の会話は、終始冗談たっぷりで、ほんとに楽しい。笑
ブラームスのカルテットを聴講し、夕方からベートーヴェンのトリオのはじめてのレッスン。楽譜をしっかり弾く、ピアノとフォルテをはっきりする、音程よく。と思って準備していったら、感動や驚きや喜びなどのないただの音だと言われてしまった。そして自分が思っていたより強く音楽を表現しよう、もっともっとと思うと、体が動きすぎ、肝心の音にならず空回りしてしまう。音楽を感じてもっとキャラクターをはっきりして、音の間を歌い、頭は冷静に右手をコントロールして響きのあるいい音を出し、そして他の2人の音をちゃんと聞きながら、リードしたり寄り添ったりしなければ。
夜は先生方、生徒の皆でユッタさんとバルさんのお手製のドイツ料理を頂いた。前菜からメインのお肉までどれもとても美味しかった。

4/2
今日午前中は笠井先生にソロのレッスンをして頂いた。自分の甘さが露呈してしまった。アバウト、だいたい、ウンゲフェア、は練習にはない。もっと練習の仕方や課題を正しく見つけて、厳しく練習していかなければ。たくさんの練習方法や、コツや、考え方を学べた。その中には知っていたこともあり、やってこなかった自分に反省した。
お茶タイムの後はベートーヴェン。今日は2.3楽章。座る姿勢と開放弦で右手だけの練習を集中してやったからか、昨日よりは音がでてできた。だけど褒められて調子に乗るとすぐに悪くなるってことは二年前にここで学んだ。注意。もっと音の幅を感じて、弓の扱いのバリエーションを増やして、外へ向けて楽器から引き出すように弾けるようになりたい。ダミアン先生は、どう音楽を一緒に楽しみながら弾くかを、演奏はもちろん、いつも目で、顔で、表してくれる。休符をただのリズムではなく、大事な間としてとらえると、音楽的なタイミングが自然に味わえるのかなと思った。フェルマータや特別な休符は特に、弾いている自分が感じるより聴いている人のほうが、もっと時間がほしいからもっと大げさに表現するべきだとダミアン先生はおっしゃっていた。
夜はシュピールホフさんの御宅で、パプリカの肉詰めなど今日も本当に美味しく頂いた。坪井くんにどんどん勧める先生方とバルさん。ニヤッとしてdarf ich…?と答える坪井くんに笑った。この光景はほぼ毎日見られた。その後バルさんとダミアン先生と坪井くんと少し散歩した。ビッセンドルフでは何回もお世話になっているけど、歩いたことがなかった場所で、1615年の建物や教会がみれて夜のお散歩、楽しかった。

4/3
本当にここでの一日はあっっっという間に終わってしまう。今日は朝ボリス先生と碇くんのレッスンの通訳をした。初通訳……!ちょっとどきどきしたのでちゃんと辞書を用意した。実際いらなかったけど、versteckenの単語をこのレッスンで知った。ボリス先生のレッスンは楽器は違うけど、とても勉強になった。たとえはやく弾く細かい音符でも、ゆっくりレガートに音の幅と、ひとつひとつの音の方向性を考えて丁寧に練習する。この小さな変化が曲の仕上がりに大きな変化をもたらす。音楽が緊張感をもっていても、体はいつもラクにして、体がラクにと常に心がけていなきゃいけない。いつもいつも、どこへ向かうのか、終わり方はどうするのか、どう場面を変えるのか、どこまでひとつの体は動き弾くか、ではっきりと知って大げさに表現する。など、など、など、一緒にレッスンに参加できて勉強になった。通訳もよかったみたいで安心した。
お昼は吉田先生のラザニアを頂き、練習したあと、ベートーヴェン四楽章。メロディの行き着く先の考え方が、先生方三人みんな違った。私は何も考えずに弾いていた。1番最悪だ。そういところが四楽章は特に多すぎる。ひどい。自分ひどい。今夜はもう一度しっかりスコアをよんで、全ての音楽を曇りなく考えてはっきりさせてからでないと寝てはいけない。とレッスン終わりに思った。この3日で沢山もらったヒントや答えを、全ての場所にいかそう。
夜ご飯を食べて、今日は碇くん、ダミアン先生、笠井先生、坪井くんと夜のお散歩へ。月と星がほんとに綺麗で、歩きながらだと話もたくさんできて楽しかった。帰ってダミアン先生が部屋に訪ねてきて、ベートーヴェンのスコアで今日の四楽章のメロディが和声の動きから、方向性がこうなるのではないかと言いにきて下さった。そしてどこからかビー玉を見つけてきてたので、そこからゲームをして盛り上がってしまった。その後楽譜を読んだり、録音を聞いたり、イメージして、今日記をかいている。今日は少ししか寝れない。

4/4
今日はご飯を食べて、午前中にベートーヴェン。先生方の曲の捉え方、感じ方、考え方、練習の仕方、聞き方、いつもいつも自分が考えていたより10倍も深くて、多くて、昨日考えたくせに、浅はかすぎる自分に落ち込んだ。あと、やらなきゃ!こうしよう!もっともっと!と、どんどん肩に力が入って前の癖がでてきいるのを感じて、午後の練習で肩当てを外してやってみた。力まかせにできないし、左肩が自由だと右もフリーで、音はよくなった気がした。
夕方は笠井先生にソロでレッスンして頂き、色や場面をはっきり強く思い描いてから弾くことで、どれだけ音楽が変わるか知った。その上でもっと音をよくする方法を教えて頂き、濃い濃いレッスンだった。
その後ビッセンドルフのイースターのイベントへ行った。笠井先生、ダミアン先生、バルさん、坪井くん、碇くんと、ソーセージとステーキを食べ、ビールを飲みながら、おおーきい焚き火を囲んで楽しんだ。帰ってから吉田先生手作りのうどんを食べて、みんなでワインを飲んでお話した。"いつか来る。いつか花が咲く。まだ…?"と、この数年言われ続けている。こんなこと言われるのは今回で終わりにしたい。まずは明日の本番。六年間ドイツカンマーゾリステンに参加して、ドイツで勉強して、今ここで集中レッスンを受けた、それ全て出したい。明日で先生方やみんなとお別れだと思うと、、、さみしい。がんばりたい。

4/5
今日はドイツの大切な行事、イースターということで、朝ごはんをバルさんの御宅で頂いた。本当に特別な素敵な朝食だった。
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その後練習してゲネプロ。言われたこと、考えた事をきちんとしようと思い弾き、その通りにいかないと落ち込み、その場その場で一杯一杯になってしまい、全く上手くいかなかった。全部ふつう。本当お腹から感じて音楽をしなければいけないと言われた。間違えなんてどうでもいい、合わなくてもいい、何かをお客さんに持って帰ってもらえる演奏をしなきゃ。リスクを気にして小さくなったら、リスクを気にして小さい演奏だったね、という感想をお客さんは持って帰ってしまう。と、笠井先生に言われ、ハッとした。そして、その後のブラームスのリハで、先生方の音を聴き、姿を見て、これが本気の音楽…と思わされた。この4日間のレッスンで、テクニックや音楽や考え方など色々なことを教わったけれど、全てこのような音楽ができるようになるためのすべだ。笠井先生がよくおっしゃる、お腹の底から音楽を感じて弾くとはこれだ、と先生方の姿をみて思った。
お昼ご飯で美味しい美味しいパスタを頂き、その後は先生方にお渡しするカードをかいた。沢山書きたいことがあるし、なかなかドイツ語もまとまらず、気付いたら本番15分前で慌てた。本番は、これが最後…今回だけでなく、これまでやってきたことの総復習だと思って、言われたことをやるのではなく、自分の思う音楽を考えた上で、ちゃんと表現しようと思い、楽譜の先を先を思ってイメージして弾いた。ダミアン先生をみると、いつも音楽に合った呼吸と準備で、前もって音楽を感じている。一緒に弾けて本当によかった。本番前は、ダミアン先生に、君はもう全部をできている!何が起こっても大丈夫!僕がいる!と、心強い言葉をもらった。上手くいかなかったところ、上手くいったところ、色々あったけど、音楽を感じて弾けた。これからはこの演奏を、はじめのレッスンでするようにしなければ。ブラームスのピアノカルテットは本当によかった。素晴らしい先生方の弦楽器アンサンブルに碇君もついていき、心動かされる音楽だった。その反動でいろんなことを思い出し、うるうるした。
その後のパーティでは、みんなでご馳走と、美味しいワインを頂いた。この数日でだいぶドイツ語に反応できるようになった気がする。ダミアン先生とボリス先生のコンビが本当にいつも面白くて終始みんなで笑っていた。ボリス先生からはご本人のCD、吉田先生からはイースターのうさぎさんのチョコを頂いた。その後先生方と、シュピールホフさん達に生徒三人のメッセージをかいたカードを渡し、パーティが終了。その後散歩に行き、帰ってお茶を頂き、先生方と今日の講習会、演奏会で各自の感想や音楽や対する姿勢など話した。

4/6
今日はお掃除!吸引力ありすぎの掃除機で腰と肩にきた。お風呂を磨いて、窓など拭きながら、昨日のイースターで隠した卵のチョコを見つけたりした。
お昼ご飯を頂き、碇君と坪井君とハノーファーに行き、帰って夕ご飯を頂き、練習して、ビールを飲んで、いろんなお話をした。
今回、リハから本番でグッとよくなり、本番が一番いい演奏だったと言われた。リハから本番前までは、お昼ご飯を食べて、先生方へのカードを書くのに必死で、練習はできていない。いつもと何がちがったか。今回本番前は緊張ではなく、これが最後の演奏、これが最後のチャンスだと思って、涙がでそうになる程、気持ちを高めて落ち着いて、集中することに集中した。後から、吉田先生に言われた事は、私はいつも本番直前や、なにかドーンと刺激があったときに、本気で集中し、ベストな演奏に繋がる。それを毎日して、毎日自分の限界を超えていくのが練習だ、と。ひとつのことができたら満足という甘さと、昨日できたから今日もできてるはずという適当さと、これだけやれば大丈夫みたいな自分の線引きを無くさなきゃ、進まない。今まで散々言われたことのある言葉だけど、ドイツで練習の仕方や奏法も1人で考えなければいけない環境で、上手くいかない本番や試演会を何度も経験して、いろんな人の奏法と自分の癖を知り、半年過ごした今、これらの言われてきた本当の意味が今度こそ分かったと思う。今度こそわかって変わらなきゃいけないと思う。同世代の坪井くんや碇君の練習や話を聞けたこともよかった。全員で写真を撮れなかったのが一生の後悔だけど、ほんとに素晴らしい素敵な四人の先生方、同世代の楽器の違う三人の仲間、暖かいシュピールホフさんのもとで過ごせた経験は一生の宝物。


碇大知くんの日記

3/31(火)
今日は全員集合の日だったけど強風の影響で電車がSTOP!
僕は少し早く着いたので影響はなかったが、お手伝いの坪井君はハノーファーへ来るまでに10時間くらいかかったとか。。。
本当にお疲れさまです。
そして吉田先生、とても美味しいご飯をありがとうございますm(_ _)m

4/1(水)
いよいよ今日からワークショップ開始!
午前中はモーツァルトの練習をし、午後からブラームス、ベートーヴェンの順番で合わせ。ブラームスは最初は緊張気味だったけど合わせていくうちにだんだんと楽しくなってきた。ボリス先生が音の響かせ方をとても丁寧に教えてくださって、少しずつだけどブラームスっぽくなってきた。
ベートーヴェン(1楽章)は日本で数回本番で弾いたことがあって、少し安心して弾いてたせいか緊張感がない演奏になってしまった。

4/2(木)
今日も昨日と同じ予定。
ブラームスは2楽章と3楽章の途中まで合わせた。ベートーヴェンは2楽章、3楽章、そして4楽章を少しやった。
一応通せるけど、、、
んーーーーーいまいちしっくりこない。

4/3(金)
今日は午前中にモーツァルトのレッスンを受けた。とてもキレイだけど、もっと大袈裟に表現して!とアドバイスを受けた。
自分は結構やってるつもりなのになぁ〜
まだ大袈裟に表現する仕方がいまいちわかってないのかも。。。
ブラームスは3楽章から。昨日よりもよくなった!と言われひと安心。
ベートーヴェンはもう少し時間が必要!

4/4(土)
今日は午前中にベートーヴェンを合わせた。
全体的には安定してきてると思ったけど、まだハ短調の緊張感がない感じ。
ブラームスも安定してきてると思う。
3楽章のペダルのアーティキレーションの使い方をボリス先生から細かく教えていただいた!
夕方からはモーツァルト続き(3楽章)のレッスン。細かい手首の使い方、腕の使い方、指の使い方を教えていただいた!
夜は皆んなで、お祭り?に行った!
屋台とかたくさん出てて、12月のクリスマスマーケットを思い出した。

4/5(日)
今日はいよいよ本番!
ゲネプロでもっとやって!もっと!もっと!っとアドバイスを受けた。
自分では結構やってるつもりだったが、ブラームスの3楽章になってから弦楽器の先生方が全身を使って疲れるように(いい意味で)弾いてることに気づいて、もっと!もっと!の意味がこの時に分かった!
本番はモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスの順で演奏した。
モーツァルトは少し緊張気味で個人的には納得がいっていない。でも弾き終えた後、お客さんがとてもあたたかく拍手をくださって少し緊張が和らいだ。
ベートーヴェンも色々と思ったことはあったけど、良かったほうだと思う。
ブラームスは、自分ができることを全て出しきった!笑
先生方も練習の時よりも本気(命をかけて弾いてる感じ)で弾いてて、こっちも本気で弾いた!
弾き終わってお客さんから「ブラボー」と言われてスタンディングオベーションになった時に「やりきったーっ!!!」と思った。
勿論、たくさん思うことはあったけど「コンサートをやって良かった!」と思った。
もし出来るなら、出来るなら、、、
日本でもブラームスを披露したいです。
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